前竹泰江は最初にガラス工芸を通じて、物質の物理的・視覚的変化を生み出す技術の大切さをまず学んだ。この経験は今後彼女の作品に大きな影響を与えることとなる。ニューヨークへ渡る前は、日本、チェコ共和国や南ドイツの各種専門機関やガラス工房にてアプレンティスシップや実習を行なう。現在に至っては、彫刻やファイバー、コラージュ、ビデオなど多岐に渡るメディウムを用いている。特に彫刻においては、人工的、または工業的な構造を駆使しながら、天然原材料を生き生きと対比させ、素材や形態をありのまま受け入れるべきか、あるいは反抗的に挑戦するべきかという彫刻における不和の課題に取り組んでいる。前竹は、Fons Welters ギャラリー/プロジェクト・スペース(アムステルダム、オランダ); Harris Lieberman ギャラリー(ニューヨーク); Espacio 1414, The Berezdivin コレクション (サン・ジュアン、プエルトリコ); クイーンズ美術館, (クイーンズ、ニューヨーク); Fredric Snitzer ギャラリー(マイアミ、フロリダ)などアメリカ国内と国外において作品を発表している。2014年度の文化庁新進芸術家海外派遣に選ばれガーナのEl Anatsui スタジオでレジデンシーを行う。2016年の春にはブルックリンのHometownギャラリーにて二人展「Passing Index」を発表し、2017年秋にはTHE CHIMNEY ギャラリーで個展を行う。コロンビア大学で修士号取得。現在はニューヨークのクイーンズのスタジオで制作。東京都出身。

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