私の制作において核となる部分は、様々な物質素材が空間の中でどのように存在するのかを探求することである。 工業用の鉄、樹脂、植物性繊維、木材などといった多様な原材料の特性を理解しながら、それらの状態を鋳造、溶接、燃焼や酸化で大きく変化させ、そして分解させた末で、あたかも自然に生じたような組み合わせをもって再構築を試みている。

こうした素材の再構築とともに、躍動感あふれるバロック彫刻のように力強い構造を連想させる生き生きとした形態を追求している。そしてその躍動感を通じて、自然の材質に内在するアニミズム的な要素も露わにしたい。また同時に、有機的な素材と周囲の環境とのゆるぎない関係を試行錯誤するモノ派の作家たちにも関心がある。このようにバロック彫刻が使用する材質への徹底的な対抗と、それをありのまま受け入れるようなモノ派のスタンスと、これら正反対のアプローチを統合したい。

すべての物質が最終的には大地へと戻っていくことを考慮した上で、私は時に作品の材料を、固定する前に天井から吊ることで構成し、最後にそれを外して重力に着地させる。その方法により重力と平衡感覚が作品の最終的な構成に影響を与える。これは重力へ屈することでも安住することでもない。それはただ重力と和解しようとする試みである。それは表層的なコンテクストや脱構築を表現するための行為ではない。むしろ緊張感と同時に安定感を生みだす可能性を模索するために、素材間の組み合わせと形態のバランス、つまり構築をもって表現を衝突させることである。結果として、自由に対する私たちが常に渇望している物理的な境界という限界から解放させたい。逆説的ではあるが、動きのある形態や構造はまさに素材の重力的な経験に基づいているからだ。